開花と着果で疲れている「キーツマンゴー」を救うぞ!Part2

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ブログをご覧の皆様こんにちは!
管理人のとしです。

4月27日のブログで、開花と着果の為に、樹の疲労から「キーツマンゴー」の葉が、うなだれるようになってしまい、液肥の「メリット」を散布したことを紹介しました。
本日のブログでは、もう1つの対策として施したことを記録しておきたいと思います。


 

 

液肥「メリット」の散布から数日が経過して

それでは、前回の対策であった液肥「メリット」の散布から3日程が経過しましたので、現在の「キーツマンゴー」の様子を見てみることにしましょう。

 

こちらが「キーツマンゴー_NO.1」の様子です。

液肥「メリット」の散布から数日が経過したキーツマンゴーの様子_1

 

こちらが「キーツマンゴー_NO.2」の様子です。

液肥「メリット」の散布から数日が経過したキーツマンゴーの様子_2

もともと、「キーツマンゴー_NO.1」の方が、NO.2のものと比べると、葉色が濃い状態だったのですが、明らからに、NO.1の方が葉色が濃いですね。

そして、葉の1枚ずつの大きさが、NO.1の大きいようです。
これは、NO.1の方が、栄養状態が良好であると言えるでしょうね。

今度は、3日目の「キーツマンゴー_NO.1」の様子も見てみましょう。

2016年4月下旬の徳之島で栽培するキーツマンゴーの様子_1

たった、3日間ですが、枝に残っていた「花」がなくなり、小さな小さな果実がついていることが確認できますよ。

しかしながら、「花」が無くなってから数日が経過しているのに、まだ、葉は、うなだれたままですね。

ここは、もう1つ手立てを行う必要がありそうです。

2番目に行う作戦は「摘果」だ!

さて、2番目に行う手立てですが、先程の写真で、数多くの果実が着果している写真を紹介しました。

この果実を全て、肥大させるとなると、相当の力を費やしてしまうため、余計に樹に負担をかけてしまいます。

そこで、少し早いですが、「摘果」作業を行ない、負担を軽くしてあげることにしました。

こちらが、「摘果」する前の、キーツマンゴーの果実の様子です。

摘果の対象となるキーツマンゴー_1

摘果の対象となるキーツマンゴー_2

摘果の対象となるキーツマンゴー_3

こんな、狭い箇所に2玉ずつも下がっていたら、果実が大きく肥大したときには、玉同士が、ぶつかり合ってしまいます。
こういったものも1玉のみ残して、後は「摘果」していきますよ。

こういった果実も積極的に「摘果」したい!

今回の「摘果」の目安ですが、通常の粗摘果では、1つの花軸に3玉〜5玉を残すようにします。
しかし、今回は、樹の疲労を極力抑えるために、最初の粗摘果で、1つの花軸に3玉残すことにしましたよ。

ここで、私が「摘果」のときに積極的に落とすような果実を紹介したいと思います。
これは、「キーツマンゴー」に限らず、「アーウィンマンゴー(アップルマンゴー)」でも同じように摘果していきますよ。

まず、「摘果」の対象となるのは、このような異型のものです。

摘果の対象となるマンゴーの例_1

これは、完全に果実に段差までできていて、変な形となっていますよね。
こういったものは、後々の生理落果で、自然に落果するものですが、今回は、極力疲労を少なくしたいので、早期に取り除きます。

 

他にも、このように果実に凹みがあり、かつ先が尖っているようなものも「摘果」の対象となりますよ。

摘果の対象となるマンゴーの例_2

「摘果」作業が、完了したので、後は、果実が肥大していくのを待つだけです。

しかし、今回は、疲労の軽減のために行なっていますので、万が一、これから数日が経過しても、回復が見られないようでしたら、今度は、残した果実の切り落としも検討しなければならないと考えています。

アーウィンマンゴーの様子も見てみよう!

おまけとしてなんですが、現在の「アーウィンマンゴー(アップルマンゴー)」の果実の様子も見てみることにしましょう。

早いものだと、ここまで大きくなっていますよ!
この果実は、色といい、果実の形といい、理想的な形をしていると思います。

徳之島で栽培するアーウィンマンゴーの4月下旬の果実の様子

後2週間ほどすると、ビニールハウス全体の今年の着果の成功率が見えてくると思います。
そのような中で、このような果実が見られると、今年も上手く着果してくれているのではないかと嬉しくなってきます^^

 

ここで、「アーウィンマンゴー(アップルマンゴー)」の摘果作業についても紹介したいと思います。

こちらが摘果作業前のものとなります。

アーウィンマンゴーの摘果の例_摘果前

 

そして、摘果を終えるとこのようになります。

アーウィンマンゴーの摘果の例_摘果後

栄養分を一つの果実に集中させて、果実の肥大を狙いますよ!

本日のまとめ

本日の摘果作業後にですが、「キーツマンゴー」の方には、液肥のメリット(赤)を2回目の散布も行なっています。

樹へ「窒素分」が溜まり過ぎるのも、「炭疽病」の元となりこわいので、今回の散布で終わりにしようかと思っています。

まぁ、葉がうなだれてはいますが、現在の葉色をあらためて見てみると、色が濃いですし、これならいけると感じたことも理由として挙げられます。

この記事をアップする頃には、私も5月のゴールデンウィークに突入です。本業の建設業が、お休みになることから、マンゴーの方に集中できますからね。
一気に摘果作業や玉吊りを進めていきたいと思いますよ。

キーツマンゴーへ1回目の液肥を散布した時の記事がこちらとなっています。あわせてご覧ください。

 

本日のブログは、ここまで!

それでは、また明日~


 

 
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