3月11日_オーソサイドによるスワルスキーカブリダニへの影響

ブログをご覧の皆様こんばんは!

昨日、3月10日に炭そ病に対する防除を行いましたので、お知らせ致します。

本当は、現在ビニールハウスの中には、スワルスキーカブリダニを200パック放飼している状態でして、薬剤の散布は、避けたかったところですが、ビニールハウスの換気の為にビニールハウスサイド部を半分開放していたところ、春一番のような強い風にさらされてしまい、ビニールハウスのサイド部に近い木に「炭疽病」の症状が現れてしまいましたので防除を行なった次第であります。


 

 
今回の防除には、大変悩みましたが、3月9日に鹿児島県農業普及課より新しい情報が手に入ったということで、スワルスキーカブリダニの薬剤に対する生存率の資料を頂きましたので、そちらを元に薬散を決定致しました。

今回散布した薬剤でありますが、「オーソサイド水和剤80」になります。
商品は、こちらです。

今回は、こちらのオーソサイドを600倍に希釈しての散布でしたので、500Lの水に対して、オーソサイド835gを混合して散布しました。

農業普及課から手に入れた資料によると、こちらのオーソサイドによる生存率でありますが、スワルスキーカブリダニが7日後の成虫で81.1%となっておりました。

2割のスワルスキーカブリダニが死んでしまう恐れがありますが、「炭疽病」の蔓延を防ぐためには、しょうがないことでありますし、小さなスワルスキーカブリダニが生存する確率が8割も残っていることに希望を持って、決心しましたよ。

散布後でありますが、ビニールハウス内に放飼している昆虫は、元気に動きまわっておりますので、殺菌剤による昆虫への影響は、なかったように感じます。
「炭疽病」が止まったかどうかは、もうしばらくしませんと効果の程がわかりませんが、初期の症状での散布でしたので、大きな被害にならないのではと考えています。

なにぶん、ビニールハウスという密閉した環境での栽培であります。日々の観察を大切にして、マンゴーの木や葉の変化には、十分に注意していきたいものであります。

本日のブログは、ここまで!
それでは、また明日~


 

 
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